2022.11.09 17:13
瀬戸内寂聴さん命日に手を合わせ 京都の自坊でゆかりの人ら
瀬戸内寂聴さんの死去から1年がたち、「寂庵」にはゆかりの人やファンが訪れ、遺影に手を合わせた=9日、京都市右京区
作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが99歳で亡くなって、9日で1年がたった。法話や写経の会を開催していた京都市右京区の自坊「寂庵」にはゆかりの人やファンが訪れ、遺影に手を合わせた。
午前中から親交のあった人らが参拝に訪れ、思い出を語り合った。瀬戸内さんと仕事をして以来、20年以上の付き合いという東京都の佐藤俊子さん(82)は「亡くなったことが今も信じられない。『よく来たわね』という明るい声と、ちいちゃな柔らかい手が忘れられません」と目を潤ませた。
秘書の瀬尾まなほさん(34)は「瀬戸内がどれほど多くの方と出会い、励ましてきたかを実感した」と語った。