2022.11.09 16:30
雑踏事故懸念の報告書削除指示 隠蔽工作、韓国警察が捜査
【ソウル共同】日本人2人を含む156人が死亡したソウルの雑踏事故で、現場を管轄する警察署の警察官が事故発生を懸念して事前に作成した報告書について、上司らが事故後、存在しなかったことにしようとコンピューターに保存していた原本の削除を指示した疑いがあることが分かった。警察庁の特別捜査本部は9日までに、証拠隠滅や業務上過失致死傷容疑で捜査に着手した。
韓国メディアが伝えた。報告書は竜山警察署情報課の警察官が作成し、ハロウィーンで予想を超える人波が押し寄せ、事故につながる恐れがあると指摘。警察の内部システムで共有されたが、警備計画に全く生かされなかった。