2022.11.09 12:17
サクマ式ドロップス廃業へ 佐久間製菓、原料高影響
佐久間製菓の「サクマ式ドロップス」
缶に入った甘いあめで知られる「サクマ式ドロップス」を販売する佐久間製菓(東京)が来年1月20日で廃業することが9日、分かった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う販売落ち込みに原材料高が重なり、経営が悪化した。
名前の似た「サクマドロップス」などのキャンディーを販売するサクマ製菓(東京)は別の会社で、同社は今後も営業を続けるとしている。
佐久間製菓の公式サイトによると、サクマ式ドロップスは発売から114年になる。横倉信夫社長は共同通信の取材に対し「原材料高を価格転嫁するのは困難で、廃業を決めた」と話した。廃業後も法人格は残し、支払いなどに対応するという。