2022.11.09 11:22
勤務先でソジハラ労災認定 うつ病発症のトランス女性
出生時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーの40代女性が、勤務先で性的指向・性自認への差別的な言動や嫌がらせを意味する「SOGI(ソジ)ハラスメント」を受け、うつ病を発症したとして、神奈川県内の労働基準監督署が労災認定したことが9日、分かった。女性が加入する労働組合「プレカリアートユニオン」が明らかにした。認定は6月30日付。
労組によると、女性は男性として生まれたが、性同一性障害の診断を受け、現在は女性として生活している。神奈川県内のメーカーに男性として入社し、2017年に性自認を公表後、上司から侮辱的な発言などを繰り返し受けていた。