2022.11.07 16:10
国連勧告受け遺族が早期改善要求 入管収容死スリランカ人
取材に応じるウィシュマ・サンダマリさんの妹ワヨミさん(左)ら=7日午前、東京都新宿区
国連の自由権規約委員会(B規約人権委員会)が日本の入国管理施設に状況改善を求める勧告を公表したことを巡り、名古屋出入国在留管理局の施設で死亡したスリランカ人女性の遺族が7日、東京都内で取材に応じ「これ以上犠牲者を出さないよう、日本政府は勧告を受けた点を早期に変えてほしい」と訴えた。勧告に法的拘束力はないが、政府には国際基準に沿った対応が求められそうだ。
勧告は収容期限の設定のほか、適切な医療支援へのアクセス、一時的に収容を解く仮放免中の収入活動への支援を求めている。2025年11月までに勧告を踏まえた実施状況の報告も要請した。