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2022.11.07 08:23

【写真約50枚!】全国高校駅伝県予選 高知農男子が連覇

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男子レース経過
 1区は高知農・長崎を3人がマークする展開。6キロ付近で高知工・高石が一時先頭に立つが、長崎が抜き返し23秒差で2区公文にリレー。その後は3区中尾、5区栗生、6区浜口、7区伊藤が区間賞の走りで、一度もトップを譲らずゴールした。2位の高知工は3区までは高知農を約20秒差で追っていたが、その後は次第に差が開いた。中央は4区グレが区間記録を更新したものの3位。全員1年生の安芸も懸命に走ったが4位だった。



エース不在でも好記録
【男子】2連覇の高知農。3区・中尾晟皐=左=が4区・垣本仁翔にトップでたすきをつなぐ(東部運動場周回コース=森本敦士撮影)

【男子】2連覇の高知農。3区・中尾晟皐=左=が4区・垣本仁翔にトップでたすきをつなぐ(東部運動場周回コース=森本敦士撮影)

 昨年の都大路1区を14位で快走した岸本(現・東洋大)のような絶対的な大黒柱はいない。しかも、今年のエース安喜はレース数日前に故障してしまった。それでも高知農は大会記録を1分9秒も短縮。辛口コメントの多い熊本監督も「このメンバーでこれだけ走れた」と声を弾ませた。

 安喜の代役で1区に入った長崎が、追いすがる高知工・高石、中央・永田梁の有力1年生2人を振り切り、区間記録までわずか1秒の30分27秒で走ったのが大きかった。

 長崎によると、夏場にアップダウンのあるコースで連日20キロほど走り込んだのが効いたという。「本当なら苦しくなる終盤に『あと2キロしかない。楽勝』と思えるようになった」と自らのメンタル面を分析する。

 その厳しい練習に耐えられた要因について、Bチームの3区を走った主将島内は「去年より意識が高くなった」と話す。

 1区岸本の14位から、2区以降で順位を下げ、最後は30位だった昨年の都大路。何人もに抜かれる屈辱を味わったのが当時の2年生、つまり今年の3年生たちだ。

 昨年の都大路で区間42位だった2区の公文は「ここからタイムを上げていって全国で勝負したい」と意気込む。昨年の2時間8分43秒は、当人たちは悔しさが残るとはいえ、県勢過去最高のゴールタイムだった。まずはその更新を狙う。(井上太郎)

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