2022.11.06 21:49
米、和平交渉への姿勢転換促す 「支援疲れ」に懸念と報道
【ワシントン、キーウ共同】バイデン米政権がウクライナ政府高官らに対し、ロシアとの和平交渉を一切拒否する姿勢を改め、交渉入りに前向きな姿勢を示すよう内々に勧めていたと、米紙ワシントン・ポストが5日伝えた。米政権当局者は交渉の席に着くよう強制する趣旨ではなく、戦争長期化で「支援疲れ」が広がる各国からの支援をつなぎ留めることが狙いだと指摘した。
ウクライナのゼレンスキー政権は2月の侵攻開始後、交渉入りする姿勢を示したが、ロシアの戦争犯罪が明らかになり態度を硬化させた。侵攻が継続する中での譲歩には応じない構えで、着地点は見えないのが現状だ。