2022.11.05 16:12
万博会場、入札不調続出 迎賓館、大催事場など4件
2025年大阪・関西万博の会場整備事業を巡り、入札不調が相次いでいることが分かった。劇場型ホールを備えた大催事場や、海外の要人をもてなす迎賓館など4件で、入札者がいなかったり、予定価格内の応札がなかったりした。資材価格高騰の影響とみられる。開催まで2年半を切る中、会場整備の遅れや建設費上振れへの懸念が強まりそうだ。関係者が5日、明らかにした。
4件の事業のうち大催事場は約2千席の劇場型ホールを設ける仕様で、予定価格約48億円に対し、入札者が現れなかった。
延べ床面積約4500平方メートル、予定価格約27億円の迎賓館は、予定価格内での応札がなかった。