2022.11.04 18:29
大阪のヤングケアラー11% 全府立高、2回目調査
大阪府立高校のヤングケアラー実態調査
大阪府教育委員会は4日、日常的に家族の世話や家事を行う「ヤングケアラー」の実態を把握するため、府立高校の全生徒約10万人に実施した調査の結果を公表した。「世話をしている家族がいる」としたのは回答者の11・4%。このうち周囲に相談したことがない生徒が76・1%に上った。調査は昨年に続き2回目。
昨年調査で家族の世話をしているとの回答は6・5%だった。生徒一人一人が使うタブレット端末で回答する方式に変更したところ、回収率が20%弱から74%に増加。府は今回の方がより実態を反映している可能性が高いとみて、対策に生かす方針。