2022.11.04 17:19
補正予算、借金22・8兆円 税収の上振れ3・1兆円も活用
政府が総合経済対策の裏付けとなる2022年度第2次補正予算案で、借金となる国債を22兆8千億円程度追加発行する方向で調整していることが4日分かった。22年度税収が想定より3兆1千億円程度上振れすると見込み、財源の一部に活用するが、大半を借金で賄い、国の財政は一段と悪化することになる。
補正予算案では経済対策の歳出として29兆1千億円を計上。8日に閣議決定した上で今月中旬に臨時国会に提出し、年内の成立を目指す。
政府は22年度当初予算で新規国債発行額を36兆9260億円としたが、第1次補正予算の2兆7009億円と今回の第2次分で当初の約1・7倍に膨らむ。