2022.11.04 15:47
習氏、ショルツ独首相と会談 G7首脳でコロナ後初の訪中
ドイツのショルツ首相(左)と写真に納まる中国の習近平国家主席=4日、北京の人民大会堂(ロイター=共同)
【北京共同】中国の習近平国家主席は4日、ドイツのショルツ首相と北京の人民大会堂で会談し、両国の関係強化を訴えた。新型コロナウイルス流行後、先進7カ国(G7)の首脳が訪中したのは初めて。米国だけでなく欧州連合(EU)でも対中警戒が高まる中、中国は経済協力をてこにドイツを引き付ける構えだ。
習氏は会談で「国際情勢は複雑に変化している。中国とドイツは影響力のある大国として手を携え協力し、世界の平和と発展に貢献するべきだ」と述べた。
ショルツ氏にはビジネス代表団が同行。中国は経済連携を強化することで、ドイツが米国に過度に同調しないようけん制する狙いだ。