2022.11.03 05:33
韓国警察長官、2時間後に認知 雑踏事故、既に多数が心肺停止
ソウルの雑踏事故を巡り謝罪する韓国警察庁の尹熙根長官(左)=1日、ソウル(聯合=共同)
【ソウル共同】日本人2人を含む156人が死亡したソウルの雑踏事故で、韓国警察庁の尹熙根長官が事故を認知したのは、発生から2時間近くがたってからだったことが3日までに分かった。既に多数が心肺停止状態に陥っていた。韓国メディアが伝えた。警察は雑踏事故対策を取っていなかった上、緊急通報への対応が不十分だったことも既に判明。内部での情報共有の遅れも明るみに出たことで責任追及の声が高まることは必至だ。
事故は10月29日午後10時15分ごろ発生。聯合ニュースによると、尹氏が報告を受けたのは30日午前0時14分ごろ。尹錫悦大統領が認知した時間より1時間以上遅かった。