2022.11.02 18:17
通信障害対策に500億円投資 KDDI、復旧にAI活用
障害対策を発表するKDDIの高橋誠社長=2日午後、東京都千代田区
KDDI(au)は2日、7月に起こした大規模な通信障害を受け、障害対策に3年間で計500億円を投じると発表した。人工知能(AI)を使って障害を早急に検知する仕組みを開発するほか、復旧作業の自動化を進めて迅速に問題を解消できるようにする。
7月の障害は約61時間に及び、傘下の沖縄セルラー電話を含む延べ3千万人以上の利用者に影響が出た。
障害対策では、AIに過去の障害事例を学習させ、障害発生時に原因を特定しやすくする。通信設備をソフトウエアに置き換えて制御し、障害時に正常なシステムに切り替えやすくする。