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2022.11.02 08:35

土佐山田を巡って 芸術の秋 地域3施設が「あーとリンク」 11/6まで

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「樹下の舎」の図書スペースに展示された島村悠「本を読む亜希ちゃん」など

「樹下の舎」の図書スペースに展示された島村悠「本を読む亜希ちゃん」など

 香美市土佐山田町で、同市立美術館とギャラリー2カ所の合同企画「土佐山田・あーとリンク」が、6日まで開かれている。2回目となる今年は「楽しい絵画の世界」がテーマ。3会場を巡るスタンプラリーなどもあり、芸術に触れながらまち歩きが楽しめる。

 ギャラリー「樹下(こした)の舎(や)」では、島村悠の「日々のパーツたち」と題した作品を展示。段ボールに身の回りのものを写実的に描き、切り抜いて会場内につるすことで、立体的に見える。図書スペースに飾られた「本を読む亜希ちゃん」は、会場との一体感が楽しい。飼い猫の何げない表情、しぐさを描いた7点は、実際そこにいるような気持ちになり癒やされる。このほか、自身の車を描いた「過去→現在」など21点が並ぶ。

石見陽奈「知っているけど知らないところ」

石見陽奈「知っているけど知らないところ」

 かふぇ&ぎゃらりー「ぐらんま」には、石見陽奈の14点。最近モチーフにしている、ぼろぼろになったビニールハウスを描いた「知っているけど知らないところ」。ボールや手押し車が捨てられた池の縁で遊ぶ幼児の姿から、好奇心と不安が伝わる。夜のビニールハウスに餌を求めて集まったカラス数羽が不気味な「夜遊び」のほか、動植物を描いた小品も並んでいる。(池添正)

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