2022.11.01 13:00
景気判断、10地域で据え置き 財務省の10月経済情勢報告
財務省は1日、全国財務局長会議を開き、10月の経済情勢報告を示した。全国11地域のうち沖縄を除く10地域で、前回の7月報告から景気判断を据え置いた。沖縄は旅行客が増え個人消費が好調とし「緩やかに持ち直している」に引き上げた。全国の総括判断は7月報告を維持し「供給面での制約や原材料価格高騰の影響が引き続きみられるものの、緩やかに持ち直している」とした。
総括判断はコロナ禍からの宿泊や旅行などサービス業の客足の回復傾向を踏まえた。先行きは世界的な金融引き締めが続く中、海外景気の下振れがリスクとした。ウクライナ侵攻による物価上昇や円安進行にも警戒感を示した。