2022.11.01 09:41
武力紛争の環境影響評価を ウクライナが枠組み提案へ
ロシア軍のミサイル攻撃で炎上した石油タンクから立ち上る黒煙=3月、ウクライナ西部リビウ(共同)
エジプトで6日に始まる国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)でウクライナが、武力紛争が自然環境や気候変動に与える影響を把握・評価するための国際枠組み設立を提案する方向であることが1日、関係者への取材で分かった。会議に先立ち各国に参加を呼びかけている。
加害国への責任追及の基礎となるもので、侵攻を続けるロシアを国際社会と共にけん制する意図があるとみられる。対象は今回の侵攻に限定せず、ウクライナを支援する日本や西側諸国以外の賛同も募る姿勢。過去に他国で軍事行動をした国々が同調するかどうかが注目される。