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2022.10.31 15:45

「お寺ンウェイ」ドラァグクイーンらがショー 京都で性的少数者、本堂入り口ミラーボール

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 「お寺ンウェイ」のレッドカーペット上で踊る出場者と、審査員(手前)ら=京都市西京区

 京都・嵐山の虚空蔵法輪寺で、性的少数者が中心のメンバーが主にクラブで行ってきたイベントが開かれた。レッドカーペット上でダンスの技量を競う「お寺ンウェイ」でにぎわい、派手なメークと衣装をまとうドラァグクイーン(DQ)らが本堂を舞台にきらびやかなショーを繰り広げた。


 法輪寺は713年が起源で、渡月橋や嵯峨野を一望する山の中腹にある。境内で開催された「お寺ンウェイ」は、米国の性的少数者の文化から生じたというコンテスト「ボールルーム」の形式。DJによる音楽が響く中、柔軟性を強調するなど、振り付けの特徴で部門を分けて競った。


 出場者は性的指向などに関係なく飛び入りで魅力をアピールし、ダンサーやDQらが審査した。服装を競う部門もあり、和服を思い思いにアレンジ。多様なセンスで観客を魅了し、目を丸くして見入る子どももいた。


 ショー「花鳥風月」は夜間にあり、女性性を過剰に表す装いをしたDQのドリアン・ロロブリジーダが髪に花々をあしらわれるパフォーマンスで幕開け。1884年に再建されたという本堂の入り口をミラーボールが照らす中、曲に合わせたDQらのリップシンク(口パク)や和装のダンサーの群舞が披露され、大きな拍手が起きた。


 イベントは「ラッシュクルーズ」の名称で、東京を中心に行われてきた。法輪寺の藤本高仝住職は「普段と違う場所で催され、なじみのない人が何か感想を持つ機会になればと思った」と話した。

(c)KYODONEWS

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