2022.10.31 10:31
9月の鉱工業生産、1・6%低下 経産省、4カ月ぶりマイナス
経済産業省が31日発表した9月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は前月比1・6%低下の98・6となった。マイナスは4カ月ぶり。6月から上昇が続いていた反動や、海外の景気減速などが影響した。基調判断は「緩やかな持ち直しの動き」で据え置いた。
業種別では、全15業種のうち自動車工業や生産用機械工業など11業種が低下し、化学工業や電気・情報通信機械工業など4業種は上昇した。自動車は駆動伝導・操縦装置や二輪車の部品生産が落ち込んだ。生産用機械は部材の供給不足や原材料価格の上昇が響いた。