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2022.10.31 08:35

父と肩並べ腕磨く すし職人 久保直也さん(28)高知市―ただ今修業中

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「味だけでなく所作や知識も磨きをかけたい」と話す久保直也さん(高知市はりまや町3丁目の「寿し処 久保」)

「味だけでなく所作や知識も磨きをかけたい」と話す久保直也さん(高知市はりまや町3丁目の「寿し処 久保」)

 平日の午後8時、20席ほどの店内はほぼ満席。県外から来たというカウンター客が、驚きの声を上げている。

 「これも、うまっ。どうやって昆布締めにしたの?」「タイは水分が多いから、軽く塩を振ったんです」

 客に笑顔で答え、手を動かし続ける。カンパチ、マグロ、アオリイカ…。ネタに包丁を入れ、さりげない手つきでシャリと合わせる。隣に立つ父の隆さん(57)にアイコンタクトで、次に出す料理のタイミングを伝えている。

 高知市の「寿し処 久保」は、老舗店に34年勤めた父と開いた店だ。

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