2022.10.31 05:46
対策不備で群衆雪崩か、韓国事故 原因究明へ捜査本格化
ハロウィーンを前に集まった多数の若者らで混み合うソウル・梨泰院の狭い坂道。この後事故が起きた=29日夜(提供写真・聯合=共同、画像の一部が加工されています)
【ソウル共同】ソウルの繁華街・梨泰院の路地で日本人女性2人を含む154人が死亡した雑踏事故で、韓国紙、朝鮮日報は31日、救急車が通報を受け現場近くに到着するのに、約250メートルを40分以上かけて移動したと報じた。道路は大勢の若者で身動きできないほど密集していたとみられる。原因究明へ警察は捜査を本格化。現場の路地では次々と転倒する「群衆雪崩」が起きた可能性があり、自治体や警察の安全対策に不備があったとの見方が強まっている。
ソウル市内には31日午前、焼香所が設置され、犠牲者を追悼する市民が訪問。尹錫悦大統領夫妻も訪れた。