2022.10.29 11:57
比、水害などで72人死亡 台風22号、夕方に首都へ
28日、フィリピン中部レイテ島ヒロンゴスで、壊れた冷蔵庫に乗せられ救助される住民(フィリピン沿岸警備隊提供・共同)
【マニラ共同】フィリピン災害対策当局は29日、広範な雨雲を伴う熱帯低気圧の影響により南部ミンダナオ島などで洪水や土石流が発生し、全国で72人が死亡、14人が行方不明になったと発表した。既に北部ルソン島に上陸し、29日夕方にも首都マニラ付近を通過する見通しで、当局は厳重な警戒を呼びかけている。被災住民は約18万4千人という。
日本の気象庁は27日朝の観測で、この熱帯低気圧が台風22号に変わったと発表した。29日朝の時点で中心気圧は985ヘクトパスカルで大型だとしている。
フィリピン当局は台風と認定していない。