2022.10.29 09:51
ドイツ内相、W杯人権に懸念 カタール反発「完全拒否」
5月、ベルリンでLGBTQ(性的少数者)の象徴である虹色の旗を掲げるドイツのフェーザー内相(AP=共同)
【ベルリン、イスタンブール共同】ドイツのフェーザー内相がテレビ番組で11月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)の開催国カタールの人権状況に懸念を表明した。これに対してカタール外務省は28日、ドイツ大使を呼び出して抗議文を手渡し「失望と完全な拒否」を伝達した。
フェーザー氏は来週カタールを訪問し、W杯に向けて人権状況を確認するとしており、議論になりそうだ。カタールは、スタジアム建設やインフラ整備に関わる外国人労働者の労働環境を見直してきたにもかかわらず、依然として批判されることに不満を強めている。