2022.10.28 18:36
「配管詰まり」か「弁の不具合」 イプシロン失敗、JAXA分析
衛星の打ち上げに失敗した小型固体燃料ロケットイプシロン6号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、姿勢制御に用いるガスジェット装置が機能しなかったのは「配管が詰まった」「弁が正常に動かなかった」のいずれかが原因とする分析結果を明らかにした。事故原因を調べる文部科学省の有識者委員会に報告した。
原因ではないかともされていた「弁につながる電気系統の異常」は分析で可能性を否定した。本年度の1号機発射を目指すH3ロケットの姿勢制御装置の弁は6号機と同じメーカーの別製品を用いている。JAXAは影響の有無を調べている。