2022.10.27 15:48
小山修三さんが死去 民族学博物館名誉教授
小山修三さん
縄文時代の社会やオーストラリアの先住民アボリジニを研究した文化人類学者で国立民族学博物館名誉教授の小山修三(こやま・しゅうぞう)さんが26日午後11時5分、肺炎のため奈良市の介護施設で死去した。83歳。香川県出身。
文化人類学と考古学を専攻し、コンピューターを用いた縄文時代の人口の推計やアボリジニ社会の現地調査に従事。青森市の三内丸山遺跡の調査・研究にも携わった。国立民族学博物館の助教授、教授を経て、2002年に退官後は大阪府吹田市立博物館館長も務めた。
「縄文学への道」「美と楽の縄文人」「森と生きる」など著書多数。