2022.10.26 20:06
中学の金融教育、時間不足44% 資産所得倍増プランに課題
金融教育の授業時間に関する中学校教員調査
「金融経済教育を推進する研究会」(事務局・日本証券業協会)が全国の中学校教員に実施した調査で、金融教育の授業時間について「足りない」との回答が計44・1%だったことが26日、分かった。2014年の前回調査の54・2%に比べ改善したが、依然高い水準だった。教員に十分な知識や指導法がないとの回答も目立ち、政府が進める「資産所得倍増プラン」の課題となりそうだ。
時間を確保できない理由は「現行の教育計画にその余裕がないため」が82・1%で最も多かった。「教える側に専門的な知識が不足しているため」が32・6%で続いた。
調査は2~3月に郵送やネットで実施した。