2022.10.26 16:54
笠松競馬処分、二審も賠償命令 不正購入巡り名古屋高裁
岐阜県の笠松競馬の馬券を不正購入した調教師や騎手らのグループに、馬の調子を教えた見返りに現金を受け取ったなどとして、県地方競馬組合から関与停止処分を受けた元騎手の男性2人が損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は26日、組合に計255万円の支払いを命じた。
一審判決によると、2人は2013~18年、不正購入に関わった調教師らから現金を受け取った。一方で「笠松競馬では、調教師が個人的に騎手に調教を依頼し、後日報酬を支払うことが行われていた」として、不正の対価として受け取ったとは認められないと判断していた。