2022.10.25 18:42
裁判記録保存、有識者検討 最高裁、重大少年事件廃棄受け
重大少年事件の記録を各地の家裁が廃棄していた問題を受け、最高裁は25日、裁判所にある全ての裁判記録の保存の在り方について、最高裁が設置している有識者委員会の意見を聞き、今後の方針を決めると明らかにした。各地の家裁で相当規模の記録が廃棄されていたことが明らかになり、第三者の視点から評価してもらう必要があると判断した。
裁判所で保管する民事裁判や少年事件などの記録が検討の対象になる。刑事裁判の記録については、判決確定後に検察で保管されている。
最高裁はこれまで、個別の調査は検討しないとしていたが、有識者の指摘を受けて調査に乗り出す可能性も出てきた。