2022.10.25 09:17
景気「緩やかに持ち直し」 判断維持、10月の月例報告
月例経済報告等に関する関係閣僚会議に臨む岸田首相=25日午前、首相官邸
政府は25日、10月の月例経済報告を発表し、国内景気は「緩やかに持ち直している」とした基調判断を据え置いた。この判断は4カ月連続。外食や旅行・宿泊などサービス消費の回復が続いていることや設備投資が堅調なことなどを踏まえた。先行きについては物価の上昇や、円安など金融市場の変動に注意が必要とした。
個別項目では設備投資を上方修正した。新型コロナウイルスの影響で先送りされていた工場の能力増強など前向きな動きがみられた。輸入は下方修正となった。
消費者物価と国内企業物価はそれぞれ「上昇している」で据え置いた。原油価格は、円安の影響で円ベースでは高止まりしている。