2022.10.23 17:14
高野山、コロナ犠牲者の供養塔 霊園で開眼法要
新型コロナウイルス感染症の犠牲者を弔う供養塔の開眼法要で、手を合わせる関係者ら=23日、和歌山県高野町
新型コロナウイルス感染症の犠牲者を弔う供養塔が和歌山県高野町の高野山中之橋霊園に完成し23日、開眼法要が営まれた。高野山真言宗総本山金剛峯寺の僧侶が供養塔に仏の魂を入れた後、約30分間読経、関係者が犠牲者に祈りをささげた。
約6平方メートルの敷地に建つ供養塔は高さ約2メートル、御影石製。建立したのは新型コロナのPCR検査を請け負う民間検査会社、池内興業合同会社(和歌山市)。同社はこれまで10万件以上の検査を行ってきたが、感染を理由に多くの人が亡くなる中、霊場・高野山に供養塔の建立を思い立った。新型コロナ禍の収束を祈る場にしたい意向。