2022.10.23 08:40
漂うスパイシーな香り…安芸市でアジア旅気分 10/23まで食や雑貨の「漫遊祭」
アジア料理を買い求める来場者ら(安芸市矢ノ丸1丁目の東風ノ家)
新型コロナウイルス下で難しくなった海外旅行気分を味わってもらおうと、アジア料理店「錆(さび)と煤(すす) 満寿(コトブキ)店」(土居)と、ゲストハウス「東風ノ家(こちのや)」(矢ノ丸1丁目)が初めて企画した。
ともに古民家を改装した趣のある建物内や庭に、東南アジア各国のカレーやトムヤムクン、ガパオライスなどの小間が並び、スパイシーな香りを漂わせた。一部は錆と煤そばの倉庫にも出店している。
また安芸の歴史や町並みも楽しんでもらおうと、国登録有形文化財「五藤家安芸屋敷」(土居)や、太平洋が見渡せる安芸海岸にも飲食スペースを用意。タイなどで見られる三輪自動車「トゥクトゥク」が無料で各会場を結び、来場者が異国の雰囲気を楽しんだ。
夕方からは安芸海岸で、安芸桜ケ丘高と安芸高の生徒が企画したかがり火もたかれ、浜は幻想的な雰囲気に包まれた。
松山市から訪れた三好大輔さん(37)、絵里さん(31)夫妻は「南国の気が流れている高知で、いろんな料理を食べられて満足」と話していた。(宮内萌子)