2022.10.21 17:12
ルノー、日産株の段階的売却検討 15%で対等、協議大詰め
日産自動車とフランス自動車大手ルノーによる出資比率の見直し交渉を巡り、ルノーが現在約43%を保有している日産株を段階的に15%になるまで売却し、最終的に議決権を対等にする方法を検討していることが21日分かった。交渉は大詰めを迎えており、三菱自動車を含む3社連合は11月15日にも新たな提携内容を発表する見通しだ。
日産はルノー株を15%保有するが、フランスの法律によりルノーに対する議決権が消滅している。日産は事業規模と比例しない現在の資本関係の見直しを求めており、ルノーも前向きな姿勢という。20年以上続く両社の不平等な資本関係が変わる可能性がある。