2022.10.20 12:54
三菱電機、不正197件に 現旧役員10人を追加処分
一連の検査不正について記者会見する三菱電機の漆間啓社長=5月25日、東京都千代田区
三菱電機は20日、一連の検査不正問題で外部専門家による調査委員会の最終報告書を公表し、今年5月の3回目の報告書発表以降、11の生産拠点で新たに計70件の不正が見つかったと明らかにした。累計の不正件数は197件となり、国内22拠点の約8割に当たる17拠点で行われていたことが判明した。
三菱電機は、追加で現旧役員計10人に役員報酬の減額や返還を求める処分も決めた。昨年12月に発表した漆間啓社長らの処分と合わせ、対象は計22人となった。
不正はこれまで16拠点で確認されていたが、新たに通信機製作所(兵庫県尼崎市)でも見つかった。