2022.10.20 09:39
貿易赤字、過去最大11兆円 22年度上半期、資源高と円安で
半期ごとの貿易収支(年度)
財務省が20日発表した2022年度上半期(4~9月)の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は11兆75億円の赤字だった。半期の赤字として比較可能な1979年以降で最大だった。資源価格の高騰と円安の進行で輸入額が膨らんだ。
半期の赤字は3期連続。輸出が前年同期比19・6%増の49兆5763億円だったのに対し、輸入が44・5%増の60兆5838億円と大きく上回った。
これまでの最大の赤字は13年度下半期の8兆7601億円だった。当時は東日本大震災後の原発の長期停止で火力発電用の燃料輸入が膨らんだ。