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2022.10.20 08:40

【動画】ポキッとこりっと四方竹 高知県南国市で収穫最盛期

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釜ゆで後に皮をはいだ四方竹。みずみずしい色味が食欲を誘う(写真はいずれも南国市奈路)

釜ゆで後に皮をはいだ四方竹。みずみずしい色味が食欲を誘う(写真はいずれも南国市奈路)

ポキッ、ポキッ! 早朝の竹林に小気味いい音が響く。南国市特産の四方竹が収穫最盛期を迎え、農家が早朝から夜遅くまで、あく抜きなどの作業に精を出している。

 JA高知県南国営農経済センターによると、四方竹は奈路、白木谷両地区の計14戸が栽培。今シーズンは35トンの収穫を見込み、県内をはじめ関東、関西方面に出荷される。

早朝から行われている四方竹の収穫作業

早朝から行われている四方竹の収穫作業

 6日に収穫を始めた川村一成さん(73)=奈路=は19日、5カ所の栽培地で友人らと50~60センチに伸びた若竹を次々と手で折り、袋詰め。「おいしい四方竹を作るにはしっかり間伐をして、元気な親竹を残すことやね」と、1カ月ほどの収穫期のために、年間を通じた手入れが必要だと強調していた。

 自宅では、皮ごと釜ゆでしてあく抜き。ゆでが足りないと節部分が黒く変色し、ゆで過ぎると割れたり折れたりするという。作業を担う妻の八恵さん(71)は「その日の気温、気候に応じて、ゆで時間も変えています」。経験と勘が、こりこりとした独特の食感と鮮やかな緑色を生み出す。

 煮物や田舎ずしなどで重宝される四方竹。一成さんは「先端部分を縦に切って豚肉と炒めると最高の酒のあて。ラーメンやピザのトッピングにも合うし、いろいろな食べ方を楽しんでほしい」とPRしている。(海路佳孝)

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