2022.10.19 11:07
最近の円安は「マイナス」 黒田総裁、急速で一方的
日銀の黒田東彦総裁は19日の参院予算委員会で、約32年ぶりの円安ドル高水準で推移する為替市場について「最近の円安進行は急速かつ一方的で、企業の事業計画策定を困難にするなど先行きの不確実性を高め、経済にマイナスで望ましくない」との見解を改めて示した。立憲民主党の小西洋之氏への答弁。
黒田氏はかつて円安のプラス面を強調していた。最近の説明との整合性を問われた黒田氏は「安定的な円安方向の動きであれば、経済全体にとってプラスに作用すると言った」と釈明した。