2022.10.19 11:04
北朝鮮、SLBM拠点で活動急増 年内に新型で実験の可能性
9月29日に撮影された北朝鮮・新浦の造船所の衛星写真。前後の時期と比較すると、SLBM実験で使われたとみられる船や車両などに動きがあったことが確認された(CSIS/Beyond Parallel/2022 By Planet提供・共同)
【ワシントン共同】米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は18日、衛星写真に基づき、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発拠点がある北朝鮮東部新浦の造船所で直近の2カ月間、活動が急増したとの分析結果を発表。年末までに新型SLBMの実験を行う可能性もあると指摘した。
北朝鮮は5月、新浦沖でSLBMとみられる短距離弾道ミサイルを発射。CSISは発射準備の差し迫った兆候は確認できないとした上で「金正恩朝鮮労働党総書記が決断すれば、すぐにSLBM実験を行う態勢を保っている」との見解を示した。
CSISは8月11日から今月12日までの衛星写真を分析した。