2022.10.18 16:35
連合、5%賃上げ要求へ 23年春闘、物価上昇踏まえ
連合が2023年春闘で、基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)要求を月給の3%程度とし、定期昇給分と合わせ5%程度の賃上げを求める方向で調整していることが18日、関係者への取材で分かった。賃上げ目標は過去7年連続で4%程度としていたが、歴史的な物価上昇を踏まえ、引き上げが必要だと判断した。
関係者によると、18日の三役会で了承された。20日に公表する春闘方針の基本構想に盛り込まれる見込み。今後、組織内でさらに議論して正式決定する。
連合の調査では、22年春闘でのベアと定期昇給を合わせた平均賃上げ率は2・07%で、3年ぶりに2%を上回った。