2022.10.17 20:29
政府、NISA恒久化案を議論 資産所得倍増プラン分科会
「資産所得倍増プラン」を有識者と議論する分科会の初会合であいさつする岸田首相(左から2人目)=17日午後、首相官邸
政府は17日、岸田政権の看板施策「資産所得倍増プラン」の年末策定に向け、有識者と議論する分科会の初会合を首相官邸で開いた。貯蓄から投資への流れを後押しするため、少額投資非課税制度(NISA)の恒久化や抜本的拡充、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の制度改革を柱に、プランの案をまとめる。
分科会はエコノミストや学生団体の関係者らで構成する。岸田文雄首相は会合で「企業の成長と家計の資産所得の拡大という好循環を実現していく」と述べた。
政府は、約2千兆円ある家計の金融資産のうち半分以上が現金・預金として保有されている点を課題と捉えている。