2022.10.17 18:15
円下落、148円台後半 32年ぶり円安水準更新
日米の紙幣(ロイター=共同)
週明け17日の外国為替市場の円相場は、一時1ドル=148円89銭近辺まで対ドルで売られ、1990年8月以来、約32年ぶりの円安ドル高水準を更新した。インフレ退治に向け米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げを継続するとの見方が意識され、運用に不利な円を売ってドルを買う動きが続いた。17日朝に鈴木俊一財務相が円安進行を受けて、再度の円買い介入も辞さない姿勢を示し、介入への警戒感も増した。
東京市場の午後5時現在は前週末比1円17銭円安ドル高の1ドル=148円64~65銭。ユーロは84銭円安ユーロ高の1ユーロ=144円88~92銭。