2022.10.14 18:48
モアイ像火災、コロナが遠因 観光収入途絶し監視困難に
チリ・イースター島で火災の被害を受けたモアイ像=5日(ラパヌイ市提供・共同)
【サンパウロ共同】南米チリ領イースター島の山火事で多くのモアイ像に損害が出たことについて、同島ラパヌイのペドロ・エドムンズ市長(61)は、新型コロナウイルス流行による規制で観光収入が途絶え、国立公園管理のための監視活動ができなくなったことが原因だと述べた。14日までに共同通信に語った。
エドムンズ氏は島東部のラノララクにあるモアイ像416体のうち20%は「修復不可能だろう」と述べた。山火事は今月7日までの数日で100ヘクタール以上を焼いた。ボリッチ大統領は組織的な野焼きが原因だとしていた。
島のラパヌイ国立公園はユネスコの世界遺産に登録されている。