2022.10.14 09:20
サハリン1新会社設立へ ロシア首相が政令
石油・天然ガス開発事業「サハリン1」の施設(エクソンネフテガス提供・共同)
ロシア政府は13日、極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」について、事業を移管する新会社の設立を命じるミシュスチン首相名の政令を公表した。外国の出資者は設立から1カ月以内に、新会社への参加に同意するかどうか通知するよう求められる。西村康稔経済産業相は8月、サハリン1の権益を維持する方針を示していた。
政令は12日付。生産活動を担う中核企業にサハリン1に出資するロシア国営の石油大手ロスネフチの子会社を指定し、事業運営にロシア政府の影響力を確保した。新会社はユジノサハリンスクに置かれる。
サハリン1には日本のサハリン石油ガス開発などが参画している。