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2022.10.14 08:43

クジラ生肉に最高1キロ25万円 大阪で35年ぶり取引

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 仲卸業者の店先に並ぶニタリクジラの生肉=14日未明、大阪市中央卸売市場

 北海道東部や三陸沖の太平洋で捕獲されたニタリクジラの生肉が14日、大阪市中央卸売市場で取引され、尾びれの付け根辺りの希少部位「尾の身」に最高で1キロ25万円の値が付いた。2019年に商業捕鯨が再開されて以降で最高額。ニタリクジラの生肉が大阪で取引されるのは、商業捕鯨が一時停止される前の1987年以来、35年ぶり。


 生肉は捕獲後に氷で冷やして熟成させるため、うまみ成分が失われず、冷凍に比べて濃厚な味がするという。関係者は「はりはり鍋など鯨食文化が盛んな関西でクジラの生肉をアピールしたい」と期待を寄せる。生肉は仲卸業者を通じ、百貨店や料理店に出荷される。

(c)KYODONEWS

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