2022.10.13 10:12
過度な円安進行に懸念 日米財界人会議が閉幕
日米財界人会議を終え、記者会見する日米経済協議会の澤田純会長(右)ら=12日、ワシントン(共同)
【ワシントン共同】日米の経営者が経済課題などを議論する日米財界人会議が12日、2日間の日程で閉幕した。共同声明では、世界経済が物価高の重圧を受けているとして「(政府は)消費者と企業への悪影響を軽減する政策に焦点を当てる」よう要請。終了後に記者会見した日米の両議長は、過度な円安ドル高の進行にも懸念を示した。
日本側の議長を務める日米経済協議会の澤田純会長(NTT会長)は「今の円安は進み過ぎているという暗黙の認識が(日米の経営者間で)ある」と指摘。いずれは円高ドル安の傾向に転じるとしつつ「すぐにはなかなか難しい」との見方を示した。