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2022.10.13 08:35

カワセミ 狩り直前の静止 高知市の鏡川

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青い背中を見せて、空中にとどまるカワセミ(写真はいずれも高知市鴨部1丁目)

青い背中を見せて、空中にとどまるカワセミ(写真はいずれも高知市鴨部1丁目)

 「空飛ぶ宝石」と呼ばれるカワセミが、羽ばたきながら空中でぴたりと静止していた。鮮やかなブルーの毛色が目に焼き付いたのも一瞬。数メートル下の川面に飛び込んでいった。

 高知市の鏡川で、カワセミが狩りにいそしんでいる。平地や山地の水辺に生息。背は青く、胸から腹はオレンジの美しい姿から「水辺の妖精」とも。

 2002年には県レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されたが、17年の改訂版で「環境への適応性が高く、県内に広く分布している」として除外された。実際、高知市内の小さな川や高知城のお堀などでも見られる。

しぶきを上げて水中から飛び出した

しぶきを上げて水中から飛び出した

 えさ場では、木の枝や石の上から、じっと水面をうかがい、時には空中でヘリコプターのようにホバリング。獲物に狙いを定めると、矢のようなスピードで水中にダイブし、小魚をくわえて舞い上がった。

 水辺で生きる小さな宝石。「チィー」と鋭く鳴きながら、川沿いを低く飛び去った。(森本敦士)

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