2022.10.12 13:33
伊方原発事故に備え訓練、愛媛 住民ら約2万人参加
放射性物質の検査を受ける愛媛県からの避難者=12日午後、大分市
愛媛県は12日、四国電力伊方原発(同県伊方町)の事故に備えた防災訓練を実施した。住民や関係機関の計約2万人が参加。震度6強の地震が発生し、原発から放射性物質が放出されたとの想定で、情報共有や住民避難の手順を確認した。
内閣府や広島、山口、徳島、香川、高知、大分各県が参加。愛媛県は訓練として災害対策本部を設置し、中村時広知事が「国や他県、自衛隊と連携し住民の避難に万全を期す」と県庁で述べた。
伊方町では、県などがドローンを飛ばして上空から被災状況を確認する訓練を実施。さらに、消防防災ヘリコプターとの衝突を防ぐため、ドローンを退避させる実証実験も行った。