2022.10.12 12:09
宮城、犠牲者に祈り教訓未来へ 台風19号から3年で追悼式
台風19号の被災者が仮住まいを続ける宮城県丸森町の仮設住宅=12日午前
記録的豪雨により関東や東北など13都県で土砂災害や浸水被害が相次ぎ、120人超が死亡した2019年の台風19号(東日本台風)は12日、上陸から3年となった。被災地では復旧工事が進むものの、宮城県を中心に今も350人近くが仮住まいを続けている。災害関連死を含めて11人が亡くなった宮城県丸森町は追悼式を開き、犠牲者に祈りをささげて水害の教訓継承を誓った。
追悼式には遺族や保科郷雄町長ら約70人が出席し、黙とうや献花を実施。保科町長は「復旧、復興にはまだ時間を要する。あの日のことを忘れず、やるべきことを一つずつ積み重ねる」と述べた。