2022.10.12 09:52
円急落、24年ぶり146円台 9月の介入前水準を下回る
1ドル=146円台の円相場を示すモニター=12日午前9時25分、東京・東新橋
12日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで急落し、一時、1998年8月以来、約24年ぶりに1ドル=146円台を付けた。米国が大幅な利上げを続けるとの観測から、円売りドル買いが加速した。政府・日銀が円買いドル売り介入を実施した9月22日の最安値の1ドル=145円90銭よりも円安が進んだ。市場では再介入への警戒感が強まっている。
松野博一官房長官は12日の記者会見で「引き続き為替市場の動向を高い緊張感を持って注視するとともに、過度な変動に対しては適切な対応を取りたい」と述べた。
午前11時現在は前日比62銭円安ドル高の1ドル=146円25~27銭。