2022.10.11 22:32
IMF、世界成長予測を下方修正 2・7%、「最悪期これから」
IMFの世界経済成長率見通し
【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は11日発表した最新の世界経済見通しで、2023年の世界の実質成長率を2・7%とし、7月の前回予測から0・2ポイント下方修正した。インフレ抑制のため各国の中央銀行が実施している利上げなどが要因と分析している。
チーフエコノミストのピエール・オリビエ・グランシャ氏は記者会見で「最悪期はこれからであり、多くの人は23年に景気後退を感じることになるだろう」と指摘した。
日本は0・1ポイント引き下げ、1・6%と見込んだ。エネルギー高に加え、物価上昇が賃金の伸びを上回り消費を減退させていることなどを挙げた。