2022.10.11 22:08
イスラエル、境界画定合意 地中海ガス田、レバノンと
11日、イスラエルとの海洋境界画定の最終案を交渉担当の高官から受け取るレバノンのミカティ首相(右)=ベイルート(AP=共同)
【エルサレム共同】イスラエル政府は11日、東地中海の天然ガス開発を巡り、隣国レバノン政府との間で海洋境界を画定する合意に至ったと発表した。ロイター通信によると、レバノン政府高官も合意を認め、交渉は終了したと考えていると述べた。1948年の第1次中東戦争以来、対立が続く両国による外交合意は異例。
文書の署名などはしておらず、最終画定に至るかどうかは不透明な部分が残る。両国に国交はないが、天然ガス開発を進め経済発展につなげたいとの思惑は一致。実際に画定すれば、それぞれ天然ガス開発に力を入れる方針だ。