2022.10.11 16:28
正恩氏、核使用ためらわずと強調 日米韓をけん制、ミサイル発射
9月25日から10月9日の間に行われた北朝鮮の戦術核運用部隊の弾道ミサイル発射訓練を現地指導する金正恩朝鮮労働党総書記(中央)(朝鮮中央通信=共同)
【北京共同】北朝鮮メディアの10日の報道によると、金正恩朝鮮労働党総書記は同国が9月25日~10月9日に行った計7回の弾道ミサイルなどの発射訓練を現地指導した際に、敵の動きを注視しており「必要な場合は相応するすべての軍事的対応措置を強力に実行する」と述べた。核兵器の使用をためらわない考えを強調し日米韓をけん制した。
また、今回の実験で戦術核運用部隊の能力が検証されたとして、個々の部隊に核使用の判断の一部を任せることもできるとの「確信」を持ったとも言及。米韓が先制攻撃で金正恩氏を暗殺しても、核による報復が稼働する態勢を整えていることを示唆した。